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JAAR

Japan Association of Action Research

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 SSMとは、当事者が問題と思われる状況に改善をもたらすために、その状況にかかわっている人々の間に、原則として終わることのない学習サイクルを活性化させる方法論である。この学習は、まずかかわる人々が、各自の思いのモデルを使って本音で議論し、人々のあいだにある思いのアコモデーション(暗黙知レベルの共有をベースにした異なった世界観の同居)を行い、問題状況についてのグループとして合意された見方・考え方を1つの思いのモデルとして表現する。次にこのモデルを使ってグループの思い現実とを擦り合わせ比較することにより,、その差異から実感を伴う学習を引き出し、文化的に実行可能でシステム的に望ましいアクションプランを策定する。そしてそのアクションプランを作者自らが現実の問題状況で実践し、それによってさらに行為による学習を引き出すことによって問題状況で実践し、それによってさらに行為による学習を引き出すことによって問題状況に改善をもたらすと同時に、この実践から新たな思いが触発され、その思いを再度、アコモデーションのプロセスに使用し、自らの見方・考え方を自己変革していくという終わりなきオートポイエテック(自己組織化)なプロセスとして進展していく。